NIKKEI NET:主要ニュース「フタタ、コナカと統合決定・AOKI案は拒否」
フタタとコナカが統合することが決定したとのニュースが入った。
当初、AOKIとの統合についても積極的な発言の多かったフタタだったが、様々な側面から分析した結果、コナカとの統合に至った模様だ。詳しくは当該記事に記載されている。
今回の統合への流れで興味深かった点は、AOKIがフタタに対して業務改善のための提案を基礎として統合を持ちかけてきたことにある。提案型統合と言っていいかもしれない。
これに対して、当初の提携先であったコナカも業務改善に対する提案を行った模様で、提案内容を巡る競争の結果が、コナカとの統合につながった。
今後、こうした提案型統合は増加するのではないかと考えている。主に、経営体力や業務展開・企画力に課題を抱える企業に対して、グループに加入・統合することによって、問題を解決していくという形態は、実際いくつかの企業で見ることが出来るようになっている(例えば、アークなど)。
この場合、統合を実現することも重要だが統合後の、組織の融合や実際の事業展開(アフターM&A)が重要になってくる。ある意味で、会社再建に類する知識が重要であると言えるだろう。
村上氏のM&Aコンサルティングの活躍などで注目されたM&Aであるが、彼等は主に新規事業開拓等、積極的な成長策へ活用されないままの現金資産を株主に分配することを迫るものであり、事業再建の提案を行うことが主たる目的ではなかった。
今回のフタタとコナカの統合は、これとは全く異なる統合のあり方を示したものだと言えるだろう。
フタタとコナカが統合することが決定したとのニュースが入った。
当初、AOKIとの統合についても積極的な発言の多かったフタタだったが、様々な側面から分析した結果、コナカとの統合に至った模様だ。詳しくは当該記事に記載されている。
今回の統合への流れで興味深かった点は、AOKIがフタタに対して業務改善のための提案を基礎として統合を持ちかけてきたことにある。提案型統合と言っていいかもしれない。
これに対して、当初の提携先であったコナカも業務改善に対する提案を行った模様で、提案内容を巡る競争の結果が、コナカとの統合につながった。
今後、こうした提案型統合は増加するのではないかと考えている。主に、経営体力や業務展開・企画力に課題を抱える企業に対して、グループに加入・統合することによって、問題を解決していくという形態は、実際いくつかの企業で見ることが出来るようになっている(例えば、アークなど)。
この場合、統合を実現することも重要だが統合後の、組織の融合や実際の事業展開(アフターM&A)が重要になってくる。ある意味で、会社再建に類する知識が重要であると言えるだろう。
村上氏のM&Aコンサルティングの活躍などで注目されたM&Aであるが、彼等は主に新規事業開拓等、積極的な成長策へ活用されないままの現金資産を株主に分配することを迫るものであり、事業再建の提案を行うことが主たる目的ではなかった。
今回のフタタとコナカの統合は、これとは全く異なる統合のあり方を示したものだと言えるだろう。
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