札幌なかまの杜クリニックに調査に伺いました

 3日間ほど札幌に調査のために出張しておりました。
 調査に伺ったのは、札幌なかまの杜クリニック(精神科クリニック)です。
ETV特集でも以前取り上げられ、名前をご存じの方もいるかもしれません。浦河にあるべてるの家の理念と哲学をもとに、精神障害当事者や当事者経験者も一緒にスタッフとして働いているクリニックです。

 べてるの家については、2014年に西南学院大学の春季キリスト教フォーカスウィークで向谷地生良さんが講話者としてお越し下さり、初めてべてるについて教えていただき、また、そこで色々とお話をしていただいて以来、とても興味を持っていました。1,2冊は未読な本もあるのですが、あらかたべてる関連の本は読んだつもりですし、メルマガも購読してます。札幌なかまの杜クリニックは、この理念や哲学をどのようにクリニックとして実践されているのか、大変に興味があり、調査に伺った次第です。

時計台。とても可愛らしくて素敵でした。

 なかまの杜は昨年12月にお伺いし、以前そこでのお話を私の論文(「「変わっていく組織」の研究序説」)でも取り上げたことがあるのですが、今回は2日間さらにじっくりと色々な方とお話したり、プログラムに参加したり、とても充実した時間でした。 この調査の2日間、いろいろな方とお話をする中で、自分が気が付かなかったことに気が付かされたり、ぼんやりと思っていたことが確信に変わっていったり、とにかくすごい2日間でした。自分の中に何かとんでもないものが残っています。
 しかしそのとんでもなさがまだうまく言葉にできません。 なので、このとんでもないものを少しずつ論文や学会報告などにしていきたいと思っております。
 お会いできたスタッフや当事者の皆さん、本当に感謝しています。
 来月か再来月、また伺いたいと思っています。

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