地場産業のブランド化

もう一つブランドの話。
地場産業の停滞は、日本の地方経済の活性化にとって重大な問題点の1つだが、福岡県久山町で明太子のブランド構築に成功したくばら醤油の「椒房庵」の事例を紹介した記事がこれだ。

感謝の心配りと伝統、地場3本の矢で後発の不利を覆す (特別編集版 ブランド進化論):NBonline(日経ビジネス オンライン)

この事例は、赤字続きだった事業を立て直すべく、商品を高品質化し、それに見合ったプロモーション(本店の建設)を行ったこと、などが挙げられている。

この記事から学べる重要なポイントは、
○自分たちの提供している製品・サービスの価値を再定義することの重要性
○結果とのギャップを分析し、的確な手段を講じることの重要性
であろう。

売り出し当初は「くばら醤油」という名前が無名であったため、消費者から警戒心を抱かれたが、その警戒をなくすために、積極的に商品のクオリティを上げたことが功を奏したそうだ。また、顧客へのもてなしも徹底させている。
地場産業の商品は、文化性やこだわりといった点で、 一般の商品よりも有利な立場にあるはずだ。しかし、それを顧客にどのようなものとして価値を作り出していくのか、この点が課題だろう。
特に、中国からの安い製品の輸入によって打撃を受けているような地場産業は、安易な価格競争に巻き込まれることなく、ブランドによる独自の地位を構築することに力を注ぐべきである。是非一度この社長さんのお話を伺ってみたいと思っている。

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