ミニコンポは復活できるか?「ITmedia +D LifeStyle:ミニコンポの復権を目指して (1/2)」より

ITmedia +D LifeStyle:ミニコンポの復権を目指して (1/2)

なかなか面白い記事を見つけた。
私が高校生、いや、大学生くらいまでは音楽を聴くためのツールといったら、ミニコンポが家に1セットあるというのが主流だったが、記事によると
オーディオ機器の市場規模
2000年 2419億円
2002年 1860億円
とわずかに年間に市場の1/6もの現象があったとのこと。しかし、
2006年 1869億円
2007年(見通) 1875億円
と復調の見通しがあるそうだ。

この背後にはリスニングスタイルの激変があり、旧来のようにCDやMDを中心としたリスニングスタイルから、デジタル化されたスタイルへと激変しているとのこと。
iPodの発売は、2001年10月24日、2002年にはWindowsにもiTunesが対応した。まさにリスニングスタイルの一大変革はこの時期に発生したというわけだ。
これは単にリスナーのスタイルが変わったと言うだけではなくて、言うまでもなく音楽のビジネスモデル自体が変わったことを意味している。旧来のCDベースのビジネスから、iTMS(2003年サービス開始)が登場したことでこれは決定的になった。2003年にはコピーコントロールCDをエイベックスが採用するが、あまりこれは有効には作用していない。なにしろ、もう時代は変わってしまったのだから。

それだけに、ミニコンポをこれからどうやってリスニングスタイルに位置づけていくのか、ビクターの戦略には興味がある。2006年以降のオーディオ市場の復調(というか、下げ止まり)が意味するものが、果たしてビクターの思うような「New音楽ファン」のオーディオ回帰へとつながる流れとなりうるのかどうか注目していきたいと思う。

Comments